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「次は君が辱められる番だな…」
不適な笑みを浮かべながら近づいてくる祐希はとてつもなく怖かった…
「君は真っ直ぐ前を見ていろ」
「……何するかくらいおしえ」
「早く向け!!」
……怖い、いまだかつて感じた事のない恐怖だ…
これ以上逆らってるとこの世とおさらばになりそうだし従うか…
カメラをじっと見つめていると不意に頬に温かい感触が…
パシャ
三回目の撮影が終わった。
祐希の方を見ると真っ赤になっていた。
……一体何をしたんだ?
『外の受け取り口の前でお待ちください』
プリントされた写真を見れば分かるか…
プリントされるまで祐希は一言も喋らないし…
ピー、ピー
「おっ、できたみたいだな」
一回目は二人とも違う方を見ていた。
二回目は俺が祐希を引っ張ってる。
三回目は……、はぁ!?
「祐希!!これ!!」
「……どうだ、恥ずかしいだろ…」
さっきの温かい感触の正体は祐希の唇だったらしい…
祐希がこんな事をするなんて…
「……私にされても嬉しくないよな」
自分でしておいて落ち込む祐希。
……やっぱり今日の祐希は変だ…
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