75人が本棚に入れています
本棚に追加
各自の部屋で歌を聴いていたアレンたち。
アレンたちは、何かに惹かれる様にある場所に向かった。
――――――――――――
――――――――――
――――――――
――――――
――――
コムイは、逆三角形のエレベーターに乗り込み、ヘブラスカの下に向かおうとしていると…
「コムイ室長!」
後ろの方から自分を呼ぶ声が聞こえ、振り替えるとリーバーがこちらに向かって来ていた。
そしてリーバーの後ろにはアレンたちも居る。
「…リーバー班長、それにアレンくん達も」
「えっ!お前らいつの間に」
リーバーは、アレンたちがすぐ後ろに来ていた事に気付けず驚いていた。
「どうしたんだい。こんな時間に」
「それが…」
「兄さん、…歌が聞えたから」
「…歌?」
アレンに続いてのリナリーの言葉。
それに過剰に反応してしまうコムイ。
(まさか、彼女の歌は適合者にも聞こえるのか)
彼女、眠り姫はイノセンスに共鳴する。歌によって。
聞いたことがないコムイには、理解できないがヘブラスカ曰わく賛美歌のようなもの。
それが、適合者にも何らかの影響を与え、ここに引き寄せた。
(一体、今から何が起こるんだ…)
考えても今の情報量だけでは、何もわからない。
そう思い、コムイは思考を切り替えた。
.
最初のコメントを投稿しよう!