眠り姫と出会い

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各自の部屋で歌を聴いていたアレンたち。 アレンたちは、何かに惹かれる様にある場所に向かった。 ―――――――――――― ―――――――――― ―――――――― ―――――― ―――― コムイは、逆三角形のエレベーターに乗り込み、ヘブラスカの下に向かおうとしていると… 「コムイ室長!」 後ろの方から自分を呼ぶ声が聞こえ、振り替えるとリーバーがこちらに向かって来ていた。 そしてリーバーの後ろにはアレンたちも居る。 「…リーバー班長、それにアレンくん達も」 「えっ!お前らいつの間に」 リーバーは、アレンたちがすぐ後ろに来ていた事に気付けず驚いていた。 「どうしたんだい。こんな時間に」 「それが…」 「兄さん、…歌が聞えたから」 「…歌?」 アレンに続いてのリナリーの言葉。 それに過剰に反応してしまうコムイ。 (まさか、彼女の歌は適合者にも聞こえるのか) 彼女、眠り姫はイノセンスに共鳴する。歌によって。 聞いたことがないコムイには、理解できないがヘブラスカ曰わく賛美歌のようなもの。 それが、適合者にも何らかの影響を与え、ここに引き寄せた。 (一体、今から何が起こるんだ…) 考えても今の情報量だけでは、何もわからない。 そう思い、コムイは思考を切り替えた。 .
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