ライバル

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ライバル

『卓球? 何でまた……?』 頑張りたいんだよ。 巧が頑張ってるから、私も、頑張りたいんだよ。 巧の入団しているサッカー少年団は意外に強豪で、身体能力にたけていた巧でさえ、ユニホームを手にする事は、容易では無かった。 この時まだ4年生だった巧には、なおさらのことだった。 でも、巧はいつも諦める事は無かった。 だから私も、頑張らなくっちゃって気持ちにさせられたのだ。 『よし、頑張れ! 俺も もっと頑張る。 ぜってぇ負けねぇ。』 この時から巧は、 私の事 ライバルって 思ってくれていたんだね。
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