prologue(プロローグ)…② 死の着信…(笑)

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しばらくして、電話を受けた工場長が事務所から出てきたものの、明らかに様子がおかしい(笑) 「どないしたん?」 ぶっちゃけ、学校から親の勤務先に連絡が入るなんて、100%いい知らせではないと思ってはいたが、一応?聞いてみた… 「関係ない、関係ない!全然たいした用事じゃない!」 って… 興奮して、声が裏返ってるじゃん?!( ̄O ̄;) 「隠さんでええやん!どうせズル休みかなんかやろ?」 適当にカマしてみたんだが、どうやら図星だったようで(笑)工場長がバツ悪そうな顔してる… 本当に嘘をつくのが下手な人やわ(爆) もう仕事どころではないと言った感じで、工場長がポツリポツリと語りはじめた… 話を要約すると、学校をサボってT駅前で男2人、女2人でたむろしているところを、補導員にひっぱられたらしい… さらに、学校をサボってたのは、今日だけでなく、最近は殆ど学校に行ってなかったらしい… (苦笑) ひっぱられた男の子の片方が、現在、保護観付きのフダツキみたいな事を言ってた… 「親父、H(親父のイケメン長男の名前ね)がグレた時、どう対処した?俺、気が狂いそうやわ…」 と工場長… この工場長の言葉に、親父は本当に驚いた!(汗) 如何なる時でも、人を見下した様に冷静沈着で(笑)、「自分は常に完璧!」みたいに自信満々の工場長が、初めて親父に見せた弱気な態度だったからだ…(意外)
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