prologue(プロローグ)…③ 予期せぬ展開…(涙)

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長い付き合いの中で、工場長が親父に初めて見せた、困惑しきった顔… 単純な親父は、ちょっと心が揺れちゃいました… 「俺は子供と一緒に暮らしてる訳じゃないから、工場長のとことは環境が違い過ぎるわ。ただ、俺自身がグレかけた頃に効果があった手ならあるけど…」 その頃にはもう工場長は仕事を完全にとめて…さらに親父に缶コーヒーまでおごってくる始末(笑) 工場長を知らない皆さんは、缶コーヒーぐらい…って笑うかもだけど、本当にケチケチな工場長が人におごるなんて、すげー事なのよ!まじで! (笑) 明日は間違いなく大雪?(爆) 親父の草野球チームを辞めた理由だって、「部費がもったいないから!」って胸を張る人なんだから (笑) こりゃ、余程、切羽詰まってるわ…(∋_∈) 「どんな手や?」 「反抗期って、親に何を言われてもむかつくやん?友達選びに関しても…」 「うんうん」 「だから親がいくら怒ったり説教たれても効果はほとんどない!むしろ余計に反抗して道を外していこうとするねん」 「確かに今、うちがそうやわ…」 …… ちょっと待ってよ、工場長… さっきからえらい素直やん? あんたは漫才師の相方か?(爆) 「でもな、今、遥ちゃんが遊んでる友達以外で…誰か一人は、何でも相談したり、その人の言う事なら素直に聞き入れるっていう、年上の人が居てるやろ? 親戚でも友達の親でもええから、その人を使うねん!」 「おるおる!兄貴の嫁はんのK子ちゃん!」 (°□°;)えっ?! 親父…心臓が止まるかと思ったわ! よりによってK子ちゃん? 実は… 親父がまだコンピュータソフト開発会社に勤め、バブル景気に浸りきってた若い頃、西中島南方(新大阪)駅付近で、かなり遊びまくっていたのだが、その店の中のひとつのラウンジにK子ちゃんが勤めてたのね…(^◇^;)┛ で…言いにくいんだけど、当時、親父とK子ちゃんは… そういう仲(謎)だったわけで…(汗) 工場長の兄貴の結婚式の二次会に呼ばれて、新婦の顔を見た時は、そりゃもう驚いたのなんのって…(爆) もちろんこの事実は、親父とK子ちゃんの二人だけしか知らない…暗黙の秘密なんだけど… (苦笑) で、まぁ若い頃の過ち?って事で、よしとしたかったんだけど、この後、工場長の口から親父を震撼させる一言が…! 「親父…帰りに兄貴ん家についてきてくれへんか?俺一人では上手く説明できへんから…」
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