始まりの時

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そんな事を毎日考えている。 無駄な思考をしすぎて、頭痛がする。 けれど、生きる事に関しての無感情者になんて絶対ならねえ。 そうなってしまえば、俺は【その他大勢】の仲間入りだからな。 会社の最寄りの駅に着いた。 人ごみのせいで苛ついてる気持ちを抑えて、会社へと向かう。 ふと目で追いかける。 それは赤。 いや……紅。 感覚的に目が離せない。 まあこのご時世、髪の色なんて自由なもんだからな。 そこからは今日もまた……退屈な毎日だ。 その後は 何事もなく1日を終えた。 いや…… 終えるはずだった。
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