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???「さぁ、みんな。今日は転校生が来る日よ。新しい仲間だからみんな仲良くして下さいね」
朝の騒がしい教室の中、淡い紫色の髪の毛を一回、白い手で靡かせながら美しくもしっかりした声で生徒に呼び掛ける
皆「はーい」
その声に男子は勿論、女子も全員反応しちゃんと返事をした
このご時世素直で珍しい生徒たちである
生徒A「紫苑先生!その転校生は男子ですか?女子ですか?」
紫苑「うふふ、秘密よ」
生徒B「ねぇ、ねぇ…転校生の人が男子だったら格好いいかなぁ」
生徒C「さぁ?私は見た目よりランクや強さで決めるから」
と、転校生や編入生が来る直前のオーソドックスな会話がクラスに広がる
紫苑「はいはい!みんな静かに。さぁ、転校生の子を紹介するわよ。 入ってきて」
怜茨「はい」
俺は一度深呼吸をしてドアを開け教室に入った
皆「……………」
教室が静寂に包まれた
男とは思えないほどの綺麗な白銀の髪を靡かせ、かなり格好いい分類に入る怜茨は女子を黙らせ、対して総隊長という絶対的な力の風格で男子を黙らせた
怜茨「えー、名前は蒼夜怜茨。歳は19。色々あって二年生に編入することになりました。クラスはA。色々分からないことがあると思いますがよろしくお願いします」
慣れない挨拶をしてるせいか、頭を掻きながら声もぎこちなくなってしまった
だ~がしかし、次の瞬間
女子「キャーーーーー!!!!」
男子「ワーーーーー!!!!」
Σ(゚Д゚)!!??
何故か喝采が湧いた
生徒B「キャー、格好いい!」
生徒C「ク、クラスA!?か、完璧」
などなどいろんな声があがった
ふっ…実にわかっていらっしゃる
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