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僕は少し寂しい顔を
したのだろうか
周りのみんなが寂しい顔をした
いたたまれない顔をした
「泣きたいなら...泣けよ...」
彼は悲しげな声を出した
初めて聞いた彼の悲しげな声
いつも豪腕で身勝手で
馬鹿な単純な奴だと
思っていたのに
「お前のせいであいつは
死んだんじゃねぇ...
なのになんでお前が
責任感じてるんだよ!!」
彼の強い言葉で僕の視界が
真っ白に染まる
ああ、
何をしているんだろう...
僕は彼女のぶんまで生きると
決めたはずなのに…
「僕は..俺は..
彼女のことを.....」
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