思い

3/4
前へ
/47ページ
次へ
なんでだろう 脳はそれを見たがっている ただ身体が震え その思い出を見ることを 拒むようだ... それは僕をどうしたいからか これを開いたら僕は 罪悪感と疎外感に襲われ 死んでしまいそうになるのか それとも開いた僕は 幸せにつつまれ また新たな一歩を 踏み出せるのか 今は断念しよう 僕は予定表に目をやる ―同窓会 恐ろしくきったない字で かかれた一つの予定 もう高校を卒業して そんなに経つのか... おずおずと着替え 僕は指定された店に向かう
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加