eternity.1

3/8
前へ
/116ページ
次へ
中学でたまに見かけてたアイツと性格がめちゃくちゃ変わっていて話しかけやすかった。 すっごい暗かったって印象があったもんで。 話してみるとバカっぽい感じ。 そういえばダチが言ってたっけ? 『アイツ、扱いにくい』 んなこと言ってるくせに相手をしてるダチもダチだが。 はっ、そうだ、このわけわからんメールのことをダチに聞いてみよう。 この時間に電話して出るかな? 県外で働いてるダチは残業ばっかしてるヤツ。 とりあえず電話してみよう。 『はいよー?』 「八神、珍しい、残業してないのか?」 『してるけど?周りに誰もいないだけ』 あぁ、なるほど。 って、他にもいるのかよ7時過ぎて残業してるヤツが。 『どうした?』 「あー、ちょい聞きたいことがあって」 『何?』 「奥井からさっきメール来てさ…」 なんて言おう? そのまま言っていいか、コイツら結構仲いいみたいだし。 「永久就職させろって」 『ぶはっ!』 何か飲んでたな、俺と同じように噴き出したと思える。 そうだよなぁ、普通こんなメール来たらだいたいそんなリアクションだよな。 『お…お前ら、いつの間にそんな間柄に…』 んあ?めちゃくちゃ動揺してんね? それもまた珍しい。
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

536人が本棚に入れています
本棚に追加