83人が本棚に入れています
本棚に追加
/293ページ
「何ですか!!このふざけたクイズは!!」
優子は唇を震わせて叫んだ。
『はぁ?
ふざけてないっすよ?』
アリクイは呆れた声で言った。
生徒達の一部から優子へ視線が向けられる。
それに気づいた優子は一瞬にして目を反らした。
視線を避けるべく、優子はチャペル内にあるマリア像の後ろへ隠れた。
「あんた何で隠れてんの?」
声を掛けたのは、先ほど優子に注意をされた口の悪い生徒の西野希美であった。
最初のコメントを投稿しよう!