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社長は一旦そこで言葉を切り、全員を見回した。
多分、私以外の皆も息を呑んだはず!
橘さんなんて完全に顔強張ってるし。
「移動先は本社ではないが、俺の会社に入って貰う。
業務内容は追って説明する。
引き抜きの一人は……佐野宮真雪。」
「へっ?」
「何をマヌケな顔をしている。
佐野宮、俺の会社で働け。
直ぐに会社に連れていく。
時間は、あるな?」
「は、はい!」
やった!!
仕事ゲット!!
社長の命令口調はなんだかとっても腹がたつけど、そんなことこの際どうでもいい。
仕事が決まったのだ。
これで私は生き延びられる。
ちょっと大袈裟?
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