敵意?

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何か話題は無いかと床を見つめながら考えていた私は、不意に背中に温もりを感じて顔を上げた。 「…なにしてるんですか?///」 私の左肩には社長のサラサラの髪。 少し色素の薄い髪はほんのりとシャンプーの匂いがして…抱きしめられてる事もあり、さらにドキドキしてしまう。 「気にするな。」 「気になります。///」 「そうか?」 突然社長がフワリと微笑み、私を抱きしめる腕に力がこめられる。 そんな笑顔、反則だよ… ドキドキとうるさい心臓と熱い顔。 さっきまで不愉快で仕方なかった男性にドキドキしてる自分が何だか納得出来ないけど、今声を出したら震えてしまいそうで、また俯いた。 「嫌がらないのか?」 そんな社長の問いにもフルフルと緩く頭を振るしか出来なかった。 だって、照れてるなんて思われたく無いんだもん。
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