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「えっと…とりあえず座ったら？
で、パチンコ屋さんの求人を探してるの？」
「いえ！全く関係ない仕事でも、雇っていただけるなら誠心誠意働きます！
といいますか、パチンコ屋はもういいです！」
それは本音。
パチンコ屋って時給もいいし、体力的な事を頑張ればこの上なく楽だとおもう。
でも今、正にパチンコ屋は潰れるって事を実感してるから、出来れば安定した仕事を見つけたい。
「資格はもってる？」
「ありません」
「じゃパソコンは使える？」
「授業で習った程度ならば」
「事務経験は？」
「ないです……」
「…………」
おばちゃんの質問攻めに大分凹まされた上に、おばちゃん自体も呆れ顔で、更に情けなくなった。
パチンコ屋なら資格とる暇もあったのに…
私の馬鹿～～～！
と叫んでみたい。
「ん～、本当にパチンコ屋さん意外を探してるならまず、資格取ったほうがいいかもね？」
「…ハイ」
そのまま席を立ち、ハローワークを後にする。
資格取ってる余裕はない、でも資格がなけりゃ就職先がない。
なんて不毛な悪循環！！
「もう、最悪。」
溜息とともに溢れた本音に苦笑いしかでなかった。
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