さよならビリー

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さよならビリー

夜の外灯にたかる様々な小虫達……。 人から疎まれる虫達だが、僕はそんな虫達が大好きだ。 寂れた街にひっそりと佇む1件のBAR。 そして、そこに光を求め訪れる、人々と僕……。 僕は…… やっぱり光を求め、彷徨う虫が嫌いになれないんだ……。 厳しい仕事の合間でも、何かにつけて酒を楽しんでいた長野時代。 そんな僕に、酒飲みの本当の楽しさを教えてくれた人がいる。 20近く歳がはなれたオヤジと僕の物語。 僕のアルコールライフが一気に開花した時代と、オヤジとの別れ。 『京一夜艶恋唄』で登場したマスターと女社長との付き合いはこうして始まったんだ。 さて…… ともの酔いどれ珍道中の第二幕が開いた時代。 今ここに、つらつらと書き殴ってみようか……。
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