第一章 青空の始まり

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『おはよう。ギンガ』 『おはよう。どうしたの?』 アリスはまず、昨日の昇格試験は無事に合格したことを報告した。 『おめでとう!アリス』 ギンガは本当に嬉しそうに喜んでくれた。 『これでギンガと同じ階級になったわけね。』 『隊舎には、これから戻るの?』 『それなんだけど……これから用事があって、隊舎に着くのは夕方過ぎになりそうなの…』 『そうなの?』 ギンガは少し驚き尋ねる。 『うん。それでなんだけど……』 アリスが言いたそうな事をギンガは変わりに言う。 『分かってるわよ。父さんには、私から適当に言い訳しとくわ』 『ありがと!ギンガ!この借りは今度返すね』 『別にいいわよ。』 アリスとギンガは少しの間笑いあった。 『さて……そろそろ切るね』 『そうね』 『夕方には行くからね』 はいはい、とギンガは言って通信をきる。 『私も機動六課に行かないとね』 アリスは家をあとにする。
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