第一章 青空の始まり

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『ここが、機動六課か…』 アリスは機動六課隊舎につき、隊舎を一通り見回す。 『結構……立派な場所なんだ』 隊舎近くにある海から潮風が吹き、森もある。 『…早くシャーリーに会いに行こう』 アリスは入り口に向かうと、入り口から出てくる人影が見えた。 『あれは……』 アリスは早足で出てくる人物のもとへ行く。 『シグナムさーんっ』 シグナムはアリスに気付きこちらへ向かってくる。 『久しいな、アリス』 『はい、シグナムさん。半年ぶりですね』 『お前が六課に来るとはな、今日はどうしたのだ?』アリスはシャーリーに呼ばれた事を話す。 『そうか。シャーリーに……なら、私が案内しよう』 『え?大丈夫ですよっ、それにシグナムさんに案内をさせるなんてっ』 知り合いとはいえ、流石に上官に案内をしてもらうなんていけないと、焦るアリスにシグナムは、 『ああ、気にするな、今日は仕事ももう終わってしまい、主はやてもおられんので暇を持て余していたのだ』 『え?はやてさん今日はいないんですか?』 アリスは少し驚く。 『主はやては、リインやテスタロッサ達とフォワード陣探しだ』 アリスははやてさんにリインさんまでいないとは、少し残念だと思った。 『それでは、行くぞ』 シグナムはアリスに背を向け、そのまま歩きだした 『ちょっと!?待って、シグナムさん!』 アリスはシグナムを追い掛け、六課隊舎に進んでいく。
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