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翌日――早朝
『……ん……朝か…』
アリスはベットから起き上がり、寝間着のままリビングに移動する。
『どうも……朝は眠い…』
体は起きているが脳は寝ているという状態でアリスはリビングに付く。
『あれ?イグニスが…いない』
いつもなら、部隊に戻る日はいるはずなのに、今日はドコにもイグニスの姿がない。
(何処かに行ったのかな?)
すると、リビングの電話から通信が入る。
『誰よ……こんな朝から』
正直こんな姿のまま通信には出たくないが、着替えている暇はない。
『いいや、でよ。』
アリスは通信を取ると、通信映像がはいり、相手はイグニスだった。
『アリス。おきて……ッ!?』
イグニスは予想以上に驚き固まっている。
『…あ、やっぱり、ダメ?』
アリスは下を向き自分の格好みる。寝間着にしているのは、上はYシャツに、下は下着以外穿いてない。
『昨日は家に帰ってきて、そのまま寝ちゃたのよ』
イグニスに軽く謝罪をする。
『?…ちょっとイグニス?大丈夫?』
あまりにイグニスが動かないので、心配になり映像ごしに手を左右に振り、イグニスはやっと動きだした。
『アリス…まず、早々に着替えてこい。これは命令だ』
イグニスは心底疲れた表情をしている。
『りょ、了解』
アリスは流石にやりすぎたと思い、敬礼をして、脱兎の如く部屋に戻っていった。
『………はぁ…』
イグニスは溜め息をついた。
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