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夏でもないのに暑い。俺は額の汗を拭う。
鬱蒼と繁った木々。GPSの画面を見ながらため息を吐く。
―――――――遠すぎだろ!!
大きな声で叫びたくなるが、そんな事したら確実に痛い人だ。いや周りには誰もいないんだけどね。いたら逆に怖いって言うか。
「君!!何をしているんだ!!」
やべっ!!見つかった!!
俺は全速力で逃げ出す。はぁ……何してるんだろ、俺
え?なんで追いかけられてるかって?
ここは樹海。後は察してくれ
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