412人が本棚に入れています
本棚に追加
/228ページ
次の日の夜
ひろが来て、兄貴に話し、2人きりにしてもらった
しばらく沈黙が続いて
私から話した。
「急に家出してごめんなさい。メールでも言ったけど、仕事探さなきゃとか、支払いが出来ないとか言った時、なんでもいーから言ってほしかった。ひろの給料だって支払いだって何一つ私は知らない」
ひろは下を向いて黙ったまま聞いていた。
「渡されたお金でやりくりしてる。でももっと私に話してほしい」
まだ黙っている。
「結婚ってただの紙の上の問題なのかな」
何も言わないひろにまたイライラしてきて、苦笑い気味に言ってみた。
「うん」
‥ひろにとって結婚はただの紙の上の問題だったらしい
こんなことを聞いた自分に後悔した。
そしてまたイライラして
余計なことまで言ってしまった
最初のコメントを投稿しよう!