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「はあ～～、間に合った～～～」
なんとかミッションに成功した俺は、疲労を感じながら机に突っ伏している。
「随分遅かったな陽太。何してたんだよ」
「寝坊」
コイツは三茶崎功(みさざきこう)。
俺のダチだ。
「珍しいな。お前が寝坊だなんて」
「そう言うお前も珍しいな。遅刻常習犯のくせに」
「あったりめえよぉ！なんせ今日は、転校生が来るんだからな！」
転校生？なんだそりゃ。まったく知らなかった。
「でも、このクラスとは限らねーだろ？」
「ふっ、この俺の地獄耳をなめるなよ？なんと！このクラスに転校生が来るんだよ！先生が話してたのを聞いたんだ、間違いない！ハハハハハ！！」
ふ～ん、すばらしい耳をお持ちですね。
つか、地獄耳って………
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