★祖父の家★

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そんな私も成長を続け、気づけば6歳になっていました。 母は、夜の仕事をしていたので最初は夜遅くから空いている託児所に預けられていました。 私は今極度の寂しがりやです。 多分このころから今の寂しがりやが定着したと思っています。 その託児所では毎晩9時には眠る規則だったのですが、赤ちゃんの泣く声だったりが聞こえてきてなかなか寝付けませんでした。 しばらくして、母が『那覇で仕事を住み込みでするから私達は祖父の家で暮らしてね。』という事を聞かされて、祖父の家でお世話になる事になりました。 祖父は、最初は私達の事を育てるか悩んでいたそうですが、段々愛着がわいてきて私達と一緒に暮らしたいと思ってくれたと当時の事を話してくれました。 私は、この頃本当は母と暮らしたいと思いながら生活していました。 多分、妹も同じ気持ちだったと思います。
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