使い魔

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「私はミルフィリア=アラクネ。今年から編入して来たんです。でこっちは幼なじみの」 「エイボン=リークだ」 召喚の間に行く道中無言だったが召喚の順番を待っている間暇なので自己紹介していた 「よろしく。俺はジン=クルセード、ここの学園には初等部の前から世話になっているからわからないことがあったら聞いてくれ」 あ、今の糞貴族ケルベロスとヘルハウンドを間違えてやがる。馬鹿だなあ、あんな馬程度の大きさがケルベロスなわけないじゃん 「次!エイボン=リーク君!」 「………」 無言で召喚の間の中心に描かれた魔法陣に向かう彼 「リークとは幼なじみって言ってたが」 「はい、家族みたいなものですよ」 「ふーん」 適当に相槌を打って見守る 彼は魔法陣の中心に立つと、予め渡されていた魔法刀で手の平をざっくりと切った 隣のアラクネさんが小さく悲鳴をあげ、魔法刀にはべったり赤い血が塗り付けられていた しかし不思議な事に彼の手の平には傷一つついてなかった 召喚には血が必要で魔法陣が血に含まれた魔力の成分から相性の良い使い魔を選出し召喚する。その後契約を行うが使い魔の契約は双方の同意があれば別に召喚されていないものでも使い魔にできる 昔は普通のナイフでやっていたらしいが今は魔法刀で傷一つなく血を抜けるが 「豪快に切ったわね~」 指先を少し切るだけで十分なのに、あいつには刃物に対して恐怖はないのか? 「………」 無言無表情のまま魔法刀を振って床の魔法陣に振り掛ける すると一瞬魔法陣から青白い光がもれだしたかと思うと青い煙りが噴き上がり中から蒼い甲冑を来た騎士が現れた。 「………」 「………」 「………………フッ」 「………………ホゥ」 無言同士何か解り合ったのかがっしりと握手をするとお互いの右手の甲に三本線の模様が浮かび上がった 「あいつ、凍りの聖霊騎士と契約しやがった」 「え、聖霊騎士って魔法属性ごと存在する聖霊の中でもかなり高位の?」 召喚されるものは一言でいえばその人の実力にあったものかま召喚される。聖霊騎士はかなり強いからラーク自身かなりの実力者のようだ
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