【第二章】小さな変化

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そして、椅子に座りしばらく考えた。 ドラゴンの谷、か・・・ ママやエリザとしばらく会えないのは嫌だけれど、ドラゴンになるのはもっと嫌!ドラゴンはカッコイイけれど自分がなるのは別だもん! そして、考えに考えた私が出した答えは、 「それしか方法がないなら・・・私行ってみようと思う、ドラゴンの谷に」 ・・・長い長い沈黙の後、ママは俯いてため息を一つつくと、 「さっきも言ったけれど・・・ママはあなたがドラゴンでも全然構わないの。でもあなたが行きたいと言うのなら・・・行ってくるといいわ」 と、寂しそうに呟いた。
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