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そして放課後、たっぷりと先生にお説教されて、ぐったりとしながら教室へ戻ると、
「マリカ!」
ん?
エリザ!
「待っててくれたの?先に帰ってくれてもよかったのに・・・ごめんね」
しかしエリザは小さく首を横に振ると、
「でも、心配だったから・・・」
そう、昔から彼女はとても優しい子なのだ。
「・・・ありがと。さ、帰ろ!」
といいながら、机の横にかけてあるバッグをとり、私たちは教室を後にした。
帰り道、いつもは色んな話しをしながら歩くこの道を、今日は二人ともただ黙々と歩いていた。
そして、その沈黙を破ったのは・・・
エリザだ。
別れ道まで来た時、
「また明日ね」
そう言った私に彼女は笑顔で、
「・・・マリカ、何か悩み事があるならいつでも聞くからね。何があったのかわからないけど、私はいつでもマリカの味方だから」
「エリザ・・・」
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