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「何?茶道部の奴らならいないぜ?」
そんな悟の言葉に返ってきた返事はなんと!
「あ、いえ・・・あの。ウーロン茶倶楽部に入りたいんですけど・・・」
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「えええぇぇ★∞℃*!!!」
あまりの信じられない出来事に、雄二は言葉にならない叫びを上げた。
雄二が叫ぶのも無理はない。今まで、入部したいなどという物好きは、誰一人としていなかったのだから。
「はぁ?マジで!?」
悟も驚きを隠せず、思わず聞き返した。
その問い掛けに対し、男の子は真剣な眼差しで、
「本当です!僕は一年B組の草野宏文(クサノヒロフミ)といいます・・・お願いです!入部させて下さい!」
最後の方はもう、土下座でもするんじゃないかという程の勢いをつけて、深くお辞儀をした。
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