【一杯目】ノルマは十五杯!

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「何?茶道部の奴らならいないぜ?」 そんな悟の言葉に返ってきた返事はなんと! 「あ、いえ・・・あの。ウーロン茶倶楽部に入りたいんですけど・・・」 ・ ・ ・ 「えええぇぇ★∞℃*!!!」 あまりの信じられない出来事に、雄二は言葉にならない叫びを上げた。 雄二が叫ぶのも無理はない。今まで、入部したいなどという物好きは、誰一人としていなかったのだから。 「はぁ?マジで!?」 悟も驚きを隠せず、思わず聞き返した。 その問い掛けに対し、男の子は真剣な眼差しで、 「本当です!僕は一年B組の草野宏文(クサノヒロフミ)といいます・・・お願いです!入部させて下さい!」 最後の方はもう、土下座でもするんじゃないかという程の勢いをつけて、深くお辞儀をした。
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