TAKE00

5/5
前へ
/6ページ
次へ
これからの居住スペースも兼ねているとなれば尚更のこと。言ってみれば引っ越し先の新住居を確認しにいくような、そんな好奇心。正体不明の曰く付き船とはいえ、何処ぞの危険なダンジョンじゃあるまいし中に入ったら最後出てこられないなんてことは無いだろう。  多分。  そんなわけで、船の中を見て回ることにした俺はハッチから船内の床へ着地すると。硬質的とも言える冷たい空気を肌で感じながら、そっけなく白い通路を歩き始めて。そして、  出会った。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加