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ナレーター
「誰も知らない…誰も彼女の状態なんて知るはずがなかった」
愛
「…え?…病気?」
ナレーター
「体の神経が麻痺し最後には動けなくなる病らしい。彼女はただその日を待つしかなかった。毎日が絶望…何を見ても感動しない…そんな毎日を繰り返していた」
愛
『私はもうダメだから、希望なんてない…』
彗美理
「あーいちゃん!!一緒に部活に行きましょー!!」
愛
「彗美…私今日は…」
彗美理
「あ…また宿題とか夕飯の支度とか言って逃げる気?だーめだめ!!そんなものより部活が大事!!」
ナレーター
「放課後になると必ず現れるこのハイテンションな女の子は湫院彗美理。部活の部長」
愛
「…わかったわ。今日は行く…」
彗美理
「今日は…じゃなくて明日も明後日も明々後日も一緒に行くの!!」
愛
「はいはい」
ナレーター
「部室へ向かうといつものメンバーが部室でくつろいでいた」
圭介
「おー!!今日はちゃぁぁぁぁんとお色気お姉様の愛ちゃんがいるんだな!!」
奏
「黙れ変態」
圭介
「だってよ~ここ色気ねぇもん。つまんねぇもん」
彗美理
「ちょっと!!彗美がいるでしょ!!」
圭介&奏
「ないないない」(圭介→奏の順で)
ナレーター
「この2人は変態魔王・圭介とクール系女神・奏」
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