私、なります!

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いや…理解したくなかったのかもしれない。 「アハ、悠貴兄…。何言ってんの?」 「?」 「私が…。私だって悠貴兄なんか、嫌いだ!」 思い切り、ビンタして、その場から立ち去った。 そして、昔からある隠れ家に逃げ込むと。 「うわぁ~ん!悠貴兄の…ばかぁ~」 男っぽい事ぐらい知ってる。 悠貴兄が、私の事を好きじゃない事だって知ってる! ばかばか…。 ここで普通は、女らしくなろう…と思うんだろう。 でも、私は違った。 逆に、もっと男っぽくなろうと思った。 こういう私はかなり屈折したやつだと思う。
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