過ちと優しさ

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ケンカがばれそうになってからもう二日経った。 ケンカがばれそうになった日はあの後も少しビクビクしてたが、二日も経つともう過去の話しと割り切っている。 そして今日も遅刻。だが今日は完璧に遅刻というわけではなく、ギリギリ遅刻という少しの進歩を見せた。 まぁ当然俺だけの力ではなく、天の力も加わってこれなんだけどさ……。 というのも、朝が弱くて遅刻ばかりしてる俺を心配して、天がメルアド交換しようと言ってきたのだ。 その時の天のテンパリ具合は、今でも思い出せば周りから変な目で見られるくらい笑える。 友達にメルアド聞くくらい、普通だろうに。 俺からすればその普通がとてつもなく緊張するのは分かるけどさ。 まぁ天は恥ずかしがりでもあるからな。そういうのはいつまで経っても慣れないのかもしれない。 と考えながら歩いていると、いつの間にか学校に到着した。
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