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ハァ…ハァ…ハァ…
薄暗い森を一人の男性が
何かから逃げるように
怪我を負いながら走っていた
すると男性はいきなり足を止め
周囲に意識を集中させた
「クソ…囲まれたか」
そして森の中から多数の魔物が
男性目掛けて飛びかかった
「う、うわぁぁあああ」
薄暗い森に男性の悲鳴が響き
それも聞こえなくなると
一人の男が姿を現した
その男は先程の男性の死体に
近付くと男性の腰の刀に
手を伸ばし拾い上げた
「クックック…確かに頂いたぞ、妖刀 烏丸」
そうして男は姿を消すと
辺りには不気味な静けさが
森全体に漂っていた
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