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― 学園長室 ―
カヲル
「ほう?今年の二年は一学期初日から試召戦争をやろうってのかい。面白いじゃないか。承認してやりな。」
高橋
「承知致しました。」
カヲル
「さて、どうなるかね?見せて貰おうじゃないか。」
― Fクラス教室 ―
―黒板に作戦を書く雄二―
雄二
「戦争の立ち合いには、長谷川先生を使う。丁度五時限目で、Eクラスに向かう所を確保する。」
明久
「長谷川先生と言うと…科目は数学?」
美波
「数学ならウチは得意よ。」
雄二
「その、島田の得意な数学を主力にして戦う。」
美波
「姫路さん、数学は?」
瑞希
「苦手では無いですけど……。」
美波
「じゃあ、姫路さんも一緒に戦えるね!」
雄二
「いや、駄目だ。」
明久
「どうして!?」
雄二
「一番最後に受けたテストの点が、召喚獣の戦闘力になる。俺達が最後に受けたテストは――」
明久
「振り分け試験……あ…!」
【最後思い出した様に】
瑞希
「私は途中退席したから0点なんです…。」
【少し落ちたように】
明久
「……!」
雄二
「でも、試召戦争が開戦したら、回復試験を受けることが出来る。其れを受ければ、姫路も途中から参戦出来るさ。」
瑞希
「はい…。」
【申し訳なさそうに】
雄二
「頑張ってくれ。」
【笑顔】
瑞希
「…、…はい!」
【微笑んで】
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