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西村(N)
「此処、文月学園は、世界初の特殊なシステムを導入した新学校である。」
教師
「では、始めて下さい。」
―一斉にテストを捲る生徒―
西村(N)
「その一つは試験召喚戦争。
最先端技術で実現された召喚獣によるクラス間戦争である。
そしてもう一つは、成績累進式の教室設備。1年の終わりに振り分け試験を行い、その成績によって上のAクラスから下のFクラスまで六段階にクラス分けがされる。」
明久(M)
「これが振り分け試験か…。流石に難しいけど、これならいける!」
【自信満々】
瑞希
「………ッ……。…はあ…ッ…。」
【苦しそうな息遣い】
―瑞希のペンが床に落ちる―
明久
「…――ん?」
瑞希
「…はあ…はあ…ッ…。」
明久
「…―――!」
瑞希
「…はあ …はあ …――ッ… 」
―椅子から崩れ落ちる瑞希―
明久
「姫路さん!!」
【瑞希に駆け寄って】
明久
「大丈夫!?姫路さん!しっかりして!」
【瑞希を支えながら】
教師
「途中退席するなら、試験は無得点になります。良いですね?」
明久
「――ちょッ…!先生!」
教師
「何ですか、吉井君。」
明久
「病気じゃ仕方ないじゃないですか!其れを無得点にするなんて…!!」
瑞希(M)
「吉井…くん…!」
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