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ミキが私に罵声を吐いて、ハジメと教室から出て行って
薄暗い教室内は静かになった。
一瞬だけ。
直後、その沈黙を破ったのは、いつもは沈黙を保ち口を開かないはずのましろだった。饒舌に、あつかましく、空気を読まず馴れ馴れしく私に歩み寄りながら喋りかけてくる。
「何あれー?友達に死ねとか言うかな、フツー。びっくりー。クリビツー。マジ神経疑うぜー」
私は小さく返事をする。
「……友達じゃなかったんだよ、私なんか、最初から」
「ふーん、まぁ、そういうこともあるのかもね。かたっぽが友達認定してても、片想いってことも、あるよね。切ない話だけど」
「そうだよ」
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