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「なんであんなこと言ったんだよ……」
怒らず、呆れたようにましろに聞いた。ましろは倒れた机をたて直し、再び座る。
「だから、つぼみんが、わざと嫌われるようなこと言ってたから」
「わざと?はっ、何言ってんの?ちゃんと、事実を話してた。嘘なんかない」
「でも、誤解され易いように話した。ミキに苛立ったから吉岡を奪った、みたいな言い方した」
「結果は、それが事実なんだよ」
「目的は、ミキの為だったんでしょ」
「……」
「そういう真実を伝えなきゃ、つぼみんの気持ちは伝わらない。つぼみんの気持ちがかわいそうだよ」
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