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「異常だと思われるくらいなら、最低だと思われたほうがましだ……」 「最低?最高でしょ?恋は盲目、他を見失ってでも夢中に必死になれるってことは、すごいことだよ、つぼみん」 「本音を伝えて理解されないより、大嘘で判りやすく嫌われたほうがましなんだよ」 「何それ、ツンデレ?」 ましろは平然と言う。 狂ったような台詞を吐く。 「とはいえ、つぼみんは失敗しちゃったんだから、責任は負わなきゃだよ。それがさっきの、死ねよ、だね。嫌われちゃったね」 「覚悟は決めて来たつもりだったけど…………あんたのせいで悪化したな。最低女から××××になっちゃった……。ほんと、余計なことしてくれたな」
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