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「ワドルドゥ隊長!ワドルディ達をどうにかしてくれゾイ!ワシは何もしていないゾォイ!」
「しばしお待ちをォ!」
ワドルドゥ隊長は一人、王室へと入った。
「わにゃーわにゃわにゃわーにゃわにゃ」
ワドルドゥ隊長が異国の言葉でワドルディ達に問い掛けた。
「わにゃわにゃ。わにゃわにゃ」
ワドルディの中でも主犯格と思われるやつが、ワドルドゥ隊長の質問に答えた。
「わにゃわにゃわにゃ。わにゃー」
ワドルドゥ隊長がまた一つ質問した。
「わにゃーわにゃわにゃ。わにゃー!」
先程と同じワドルディが質問に答えた。
「どうだ?」
メタナイトがワドルドゥ隊長に聞いた。
「はいぃ。なんでも食事の時間になったのに、まったくご飯が出てこなかった。そのことを陛下に伝えたら「ワシも腹減ったゾイ。ワドルディ達に構ってられんゾイ」と言って見向きもされなかったそうです」
「なんたる……陛下、大王たるもの、そういう事態においてはしっかりと対処なさらなければなりまそんぞ」
「そんなこと言ったって、ワシも腹減ったんだゾォイッ」
「ふむ……困った大王様だ……隊長、とりあえず主犯格のワドルディを食物庫に連れていこう」
「わかりました。わにゃわにゃ」
「わにゃ」
「僕も行くー」
ワドルドゥ隊長達について、主犯格ワドルディとカービィは食物庫に向かった。
「さて、ついたな」
一行はようやく食物庫にたどり着いた。カービィはだりぃといったような顔をしていた。
キィィと音をたて、食物庫の扉が開いた。
「わ、わにゃー!」
「確かに戻っているな……」
「たたたたたたたたた食べていい!!!!!!!??????」
「やめておけ……」
「しかし……ピーマンだけありませんね……」
「確かに……」
「わにゃわにゃわにゃ(ワドルディ、とりあえず皆に知らせるんだ)」
「わにゃ!」
ビシッと敬礼をし、ワドルディは仲間のもとへと走っていった。
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