◆ 001

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「ヤス、元気ないんちゃう?」 マルが気を使って話しかけてくれる。 「すばるくん、おらへんから?」 うん、そーやの。 そう小さく呟くと、まるはそっか、て言って頭を撫でてくれた。 次の日、渋やんは普通に仕事に来ていた。 なんや、ただの考え過ぎ? 渋やんの顔を見たら、昨日の考えは嘘みたいだった。 「心配したんやで?」 「悪いな…、」 「んーん、渋やんやからええの、」 「…アホ」
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