戦士とは…

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「ん?何や?」 「も、モンスターのこと…で…」 「モンスター…誰から聞いたの?」 「…さっきアナウンスがそう言ってたんだ。 モンスター出現、直ちに出動って… そしたら急に崚行たちが慌てて出掛けちゃって… 奴らが出てきたって崚行が言ってたんだ。 モンスターって…奴らって何? この基地は一体何なの? 特殊部隊ってどういうこと? …天メンって何?」 「…。」 2人は顔を見合うと、黙ってしまった。 さっきより顔が少し暗く、重くなる。 (もしかして聞いちゃダメだったのかな… でも崚行は後で詳しく話すって言ってたし…) 2人の反応にそんな事を考えていると、 菜々香の方から口を開いてくれた。 さっきより顔は暗くはないけど、 まだ少し遠い目をしていた… 「そうやなぁ…じゃあ、教えたるわ。 モンスターと、この基地のこと… でもその前に着替えてきてもええ?」 「あ、はい…ありがとうございます」 すると、今度は稜駿が顔を上げてきた。 「あぁ、あと…天メンについては気にしないで。」 「え…は、はい」 2人が着替えに行くのを、僕もついて行った。 2人が同じ部屋に入っていったのが結構気になる…い、一緒に着替えるのかな…? 2人が着替え終わるのを部屋の外で待ってると、一人の女の子が廊下を歩いてきた。 (この子もここの基地の子かな…? でも普通の格好してるし…) 菜々香たちとは違う、至って普通なそのこの服を見て、そう思っていた… すると突然…! …またあの警報が鳴り出した!
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