変身!

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若い人の言葉を借りれば、『マジっすか!?』という気分。 変わり者と言われているこの社長。プレゼンの鬼と言われる奴が来ても、砦は突破出来なかった。 それがだ。それが、俺の減量一つで変わってしまったのだから。 「それでは、もう少し詳しい資料を……」 手帳を開いて確認。 実はこの手帳には、スケジュールは書いていないのだが。 「うん。3日で用意します。3日後、この時間に伺ってよろしいですか?」 社長は、『忙しい中、急いでもらって悪い』と快諾してくれる。 「いえ。貴社との仕事を、最優先にしたいと思っていますので」 軽やかに歩く俺。 仕事がうまくいってるし、体そのものも軽い! 暑い季節。 去年より快適なのは、俺の体から脂肪がさよならしたからか? 白紙だったスケジュール。 3日後14時に、スケジュールを書き込む。 昔、少しだけ営業をしていたのが、20年の時を経て……今役に立つとは。 例えスケジュールが真っ白でも、手帳を出して確認する『フリ』をしろ。 いくら気に入られようが、仕事がない奴には大事な仕事を頼まない。 逆に不安になると。 いやはや。 ダイエットが成功しただけで、仕事までうまくいくとは。 嬉しい誤算だ。
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