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「ヤスおはよ、めっちゃかわええ顔で寝とったで?(笑」
可笑しそうに笑いながら
安に言った
「…っ」
安は無言で
恥ずかしそうに目を反らし
俺に抱き付いた
「何や嬉しいん?」
「それもありますけどますけど…、」
「…けど?」
「…横山くんの唇、めっちゃ柔らかかったから…」
照れながら安は可愛く笑った
「やっぱヤス起きてたん?」
「ちょうまだ寝とったから何となくですよ?
気付いたらめっちゃ気持ちいし」
「ヤスは俺のが好きなんやなぁ」
「当たり前ですよ…、横山くん以外の人にちゅうされたないですもん
…横山くん」
「ん?」
「……もっかぃ、ちゃんとちゅぅしてください」
「え~」
「嫌なら、別にえぇですよ…っ」
俺が少し嫌そうに言うと
安の顔は前よりも更に赤く染まって
俺を抱き締める力が強くなる
「泣かんでやぁ、ヤス」
「泣いてな…っ!」
顔を上げた安に
不意にキスをした
.
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