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「ちゃんとしたやん、これで
油断大敵、やで?」
かわええ子供の様に
俺は笑った
「ばぁか…、」
安はそう言うて
布団の中に潜ってしまった
「ヤス、かわええよ?」
「突然何言うてるんですか…っ」
安が真っ赤な顔を上げた
「めっちゃ真っ赤な顔してんでー?(笑」
両方の安の頬っぺたを
両手の人差し指で押した
「触らんとってください…っ」
俺と視線を合わすんが嫌な様に
安は視線を反らした
「…俺んこと嫌い?」
「嫌いちゃいますよ」
「ほなどっちなん?」
「……好きですよ」
「ありがとう、ほなご飯にしよ?
今日俺作るわ」
俺が布団から起き出そうとすると
更にぎゅっと抱き締めるんが強くなった
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