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「こんなん、どこで買ってきたんや…」
アカン…、
こんなん付けてヒナの前出たら死にそうやわ;;
「ヨコー、まだー?」
リビングから
ヒナの急かす声が聞こえる
「今行くー」
ヒナだけしかいないんやし
恋人の前やからええか
俺は決心して
耳と尻尾を付けて寝室を出た
「…ヒナ、まだ見んといて」
「何で?」
「ええから、」
まだ見られたくなくて
ヒナに見ないように言う
「…見てええよ」
その声で振り向いたヒナ
俺は多分顔は真っ赤だろう
恥ずかしいから俺は俯いた
「ふはっ」
俺の姿を見てヒナは吹き出した
「何が可笑しいんよ…」
「ヨコめっちゃかわええからさ、」
笑いながら
ヒナは俺に近付いてくる
「やっぱヨコだけやで、こんなん似合うん」
「…ありがと」
付けた耳を持ちながら言われて
俺はもっと恥ずかしくなる
「誰にも見せたないわ」
ヒナの顔が近付いてきたかと思うと
首筋に痛みが走った
「っ…ん、」
「俺のヨコやから」
首筋に付けられたキスマーク
「ちょ、明日俺仕事…っ」
「正直に恋人に付けられた言うとき」
クスッとヒナは笑った
「はぁ?」
ヒナってこんな独占欲強かったか?
「やったもん勝ちや」
ニヤリとヒナは笑って
俺の手首を掴んだ
「何処、行くん?」
「ベッド、ヨコが喰いたいから」
見つめて妖しく笑ったヒナ
結局一緒やったみたい
寝室に連れていかれて
ベッドに押し倒される
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