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「あなたを殺すまで、この家で暮らします」
いや…だから…
「ちょっと…勝手すぎやしないか…?」
「気が向いたら掃除とかもします」
確かに、掃除は上手い。だが、僕には人一人を養う程の経済的余裕はない。
自慢ではないが、学校に行き、休日は仕事をし、月7万の賃貸物件での生活では…
無理だ。
「私が掃除とかしますから…あなたは、私に『腹上死』というのを教えてください。覚えたら、必ず…仕留めます」
「………」
とりあえず、言えることは、だ…
見た目、13、14歳位の女の子は、男を腹上死などさせていいのか?
(冗談だったのに…)
まあ、いい。気休めくらいにはなるだろ。
「わかった…とりあえずご飯にしよう」
「そうですね。…今日の分担はあなたです。では、任せましたよ」
「!!!!!!!!」
こうして…、『僕』と『死神』の…奇妙な共同生活が、始まるのである。
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