一章

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「…おはようございます」           昨日は、相当疲れていたようだ。どうやら僕は、まだ夢…あるいは幻覚を見ているらしい。     なにせ一人暮らしの僕の部屋に、強盗ならともかく、ここまで華奢(きゃしゃ)な女の子などが入ってくるはずがない。     (…変な夢だな…)     僕には、この夢から覚めるべく、再び目を閉じることしかできなかった。
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