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志紀の言う非日常―…言わばそれは、ファンタジックな、非現実的なものに過ぎなかった。
頭では冗談とわかっていても求めることがやめられなかったこと。
「魔法とか超能力とか、使えるように……なるわけないよね。」
自分でつぶやいて、馬鹿馬鹿しくなった。―ああ、そうだ。解ってる！漫画や小説の見すぎの中二病なんだ、私は。
そんな自問自答が脳内で繰り返されているうちに、学校の方から自分の元へ来たような感覚を感じながら、校門を抜けた。
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