ある男の物語

無意識とは

通学するまでに何人もの人とすれ違う。こんなに人がいるのになぜ自分は一人なのか。そんなことを考えていたらいつの間にか駅に着いていた。相変わらず混雑している。田舎に住んでいた頃には想像していなかった世界。自分が望んでいたはずなのに。この胸のもやもやはなんだろう。