第二章

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『今日からここがお前の家だ。』 そう汚く笑う老夫婦。 子供ながらに親のしたことを理解した。 私は売られた…と。 『さぁ、夢の話をしてちょうだい。』 『見たのだろ?金になる話を…。』 私は話をした。明後日の朝方、宗方俊太というものの寝首を刈られると。ここらでは有名な武家。 『これを言いに行けばこの神社はまた…。』 そう老夫婦は笑っていた。
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