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なんで貴方だったんだろうね・・・
貴方と初めて逢った時から貴方には、薄いベールがあって俺は、近寄れないって思ってたのに・・・
男らしさを一番に望む貴方に好きだなんて言えるはずもなく、かなわない恋を遠くから眺めていた。
何回も何回も数えきれないぐらい『好きだよ』と貴方の背中に呟いた。
淡い感情が切実な想いに変わったのは、いつ頃だろうか?
貴方が欲しい。・・・
俺の中で浅ましい欲望が芽吹く。
だけど・・・
目を閉じ眠っている貴方のくちびるを人差し指でなぞってみる。
そのくちびるで俺の名前をため息まじりに呼んで欲しい
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