プロローグ

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ずっと… 遥か昔に交わした約束──。 数百年の時を越え 幾度となく転生を繰り返し また再び巡り合えたなら。 次こそ絶対に離しはしないから───。 失った記憶の欠片達。 「ちっ…俺は何を忘れてんだよ…!!」 竜は苛立ち 「こんなに苦しいなら、記憶なんて…約束なんて忘れたかった!!」 忍は苦しみ 「某は佐助の為に何が出来るであろうか…?」 虎若子は悩み 「恋は昔も今も難しいねぇ…なぁ夢吉」 「ききっ」 風来坊は憂い 「そんなに泣くぐれぇなら俺のとこに来いよ…!!」 鬼は忍を恋い慕い 「…佐助よ、貴様の心はどこにあるのだ…?」 日輪の申し子は心配した。 かつて、戦国乱世を駆け抜けた武将と忍の恋。 あの時叶わなかった思いは、来世へと引き継がれ。 竜の旦那…ね、次は一緒に… I See.次はずっと一緒だ…。 たった、1つの願いと約束の為に竜と忍は再び巡り合う。
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